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東京暮らしに馴染んだと感じる瞬間

上京して20年になります

上京して20年になります。東京に馴染んだな、と思ったのは、ガード下に家が立ち並ぶ光景に驚かなくなった自分の姿でした。
私は北海道育ちです。
母が東京の人間なので、子供の頃から東京に遊びに来ることが何度かありましたが、その度にガードの下にびっしりと立ち並ぶ家と、鉄の柵だけがついている小さな窓から飛び出ている洗濯物に、ものすごくショックを受けていました。
「こんな所に人が住んでいるなんて!」といつも思っていました。
それが今では何とも思わなくなっている自分がいます。当たり前に受け入れてしまっているようです。

もう一つ思い浮かんだのは、電車の長さと、乗客の姿です。
自分が電車に乗っていることには特に違和感はありませんが、並走している電車が見えた時、特に夕方、辺りが薄ボンヤリ暗くなってきている帰宅時などに、並走している電車の長さと、車内の明かりに照らされる疲れた顔のサラリーマンやOLの姿が見える時、なぜかとても都会で暮らしている人達のもの悲しさのようなものを感じていました。
延々と伸びる電車の長さは、都会の人の多さを物語るだけなのですが、そこに乗っている人達の表情は、私が住んでいる地域とは全然違うものに見えました。

でも、上京して20年経った今の私は、きっとその時の乗客と同じ顔をしているはずだし、同じように並走する電車を見ても、これからうちに帰って晩御飯を食べて寛ぐんだろうなぁという、少しホッとした気持ちになります。この「ホッとする」という気持ちが、東京で暮らす自分がその時に馴染んだ証拠なのではないかと思います。

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